2007年11月27日
能登ワインさんを訪ねて・・・ずっこけ珍道中!
穴水の話題はまだまだ続きます。幸寿しさんを後にして次に目指すは「能登ワイン」
6月に町内の婦人会の旅行で「能登ワイン」へ行かせてもらった。その時にもマダムから能登ワインさんへ口ぞえしてもらい「是非とも畑を見せてやってください。」と、マイクロバスでうねうね~本当に車が交叉できないほどの道を走り畑につれていってもらった。説明してくれた能登ワインの方が「たくさんワイン飲ませてくれという人ばかりなのに畑を見せてくれという人は珍しい。」と言われた。この6月の畑を見ていたことが、今回の訪問のものすごく良い伏線になった。
なんとマダムは「能登ワイン」さんを訪ねるのは初めてだったが、マダムもあちこちの畑を見ているので、能登ワインさんと話は弾む弾む。能登ワインさんの店内でも、外でも話し出したら止まらない。が、聞いていてとても勉強になった。
今年の天気の話にもなり、サンジョベーゼ(赤ワイン用ぶどう品種)が、遅霜にあい、昨年の半分の収量しかない事などを話していた。自然は計算通りにはいかないようね。地震といい霜害といい自然相手のお仕事は大変だ。
二人が見ているのは生食用のぶどうの樹のハウス。大人には試飲用のワイン。子供にはもぎ立てのぶどうの実。何と気のついたぁ〜。マダムは建物の周りにもっともっとぶどうの樹を植えて、らしい雰囲気を出しましょうよと、話していた。
それから車で、3キロほど離れた畑へ。ここで迷いに迷った(実はワイナリーに行くときも迷った)
余談だけど、道に何度も迷った時、かつて私の記憶が不確かで、右左を決める時に「どっかこの辺」とか、「そういえば見た事あるような景色」とかを連発し、ドライバーの主人が、「お前なぁ〜前に来たんやろ!?」と、語気がだんだん荒くなった。
もし二人だけなら・・・大喧嘩になっていただろうが、マダムの「まあまあまあ〜」が何回も登場し、見苦しい夫婦喧嘩にならずにすんだのだ。マダムがいてくれて本当に助かった!!!

私の記憶の道というのは、大きな道路に面したぶどう畑の横から畑に沿って奥の方に続く道。
私は、「今度こそ大丈夫や!行ってみんか。多分この奥にあると思うよ」
すれ違いのできない道に主人は、「え〜〜〜バックで戻られるとこまでやぞ!」と、言われ数メートル走った瞬間ついに私の記憶は一致した。
北海道を思わせるかのような広大な敷地にお目当てのぶどう畑があったのだ〜〜〜〜!あれは夢ではなかったのだ。ヨカッタァ〜。
さて、ここからマダムの話。
ぶどうの樹が落葉して、更に寒くなるとぶどうの樹は休眠状態に入る。そして、12月~2月頃までの冬の間に来年のぶどうの樹の枝をどのように成長させるかを見越して、余分な枝を剪定する。これがとても大事な作業になり、来年のぶどうの樹の設計図ともいえる。
そして3月になり、暖かな日が続き、日中の気温が10度ぐらいの日が一週間から10日ほど続くと、ぶどうの樹がスイッチオンとなり、仮死状態から命を芽吹かせる

具体的に言うと、土中から水を吸い上げ、樹の隅々まで水を行き渡らせ植物の成長の営みを始めるのだ。
この時季剪定された枝の先からぽとり、ぽとりと吸い上げられた水が落ちて、新しい一年のぶどうのライフサイクルの始まりを見せてくれる。
ちなみにこのポトリポトリの水はとても養分があり、女性にとっては最高の化粧水になるそうな。話だけで私は使ったことはない。残念!
さてさて、コチラは6月の能登ワインの畑で撮った写真。ちょうどぶどうが開花する直前。葉っぱも見事に広がり、一部ぶどうの開花が見られるところもある。本当に小さな花なのでわかりづらいけれど白っぽい花が開いていた。
マダムは一房で、上から下まで同じ日に開花すれば実っていくスタートが同じになるわけで、摘み取る時の糖度とかその他の成長具合が、同じレベルで仕上がる。
が、開花が何回かに分かれたら(そういうケースの方が多い)摘み取り時のぶどうの外見は同じように見えても実の成分が異なり、しっかりと熟しているぶどうかどうかの判断が、とても重要になり、畑でのぶどうの選別がワイン造りの一番大事なポイントにもなる。
そういえば岩の原さんへ行った時に畑でぶどうをもぎ取り、口にした。上の方と下の方では甘さも違い、また日当たりの良い面のぶどうとその裏側とでも甘さが違っていたのを思い出した。畑でぶどうがどんな状態にあるのかでぶどうの質が違うということが、当たり前のことだが、改めて認識した。自然はすごい!その自然の恵みをワインする人々に脱帽。「あんたは偉い!」ってマダムはいつも言ってるなぁ~。

←これらは丈も低いけれど、これからどんどん伸びてそしてつるが線に絡まり上に伸びていく。
まだまだ若い樹なので、どんどん花や実をつけていき、実がたくさんつきすぎると水っぽいぶどうになるので、これから不必要な芽は、摘み取っていかなければならない。これからの摘芽はとても大事な仕事になる。
マダムはいつも良いワインは良いぶどうからというが、本当にぶどうありき!だと感じた。実を収穫して、ワインにして、終わるということではなく、これからの寒い冬の間にとても重要な仕事を畑でしなければならないということが良くわかった。
愛情込めて育てていることも良くわかった。
またマダムは「折角ワイナリーに行くのならお土産買うばかりじゃなくて畑を見なさい」と、しょっちゅういうが、確かに畑を見て感じることが多かった。
9月に訪ねた岩の原さんとも全然違う。畑を見てその違いが今やっとわかった(マダムに指摘されたのよ)いや~~本当に勉強になった一日だった。
岩の原さんのように穴水の「能登ワイン」さんのぶどう畑もしっかり育ち、さらにさらに良いぶどう、良いワインが造られることを心から願います。
マダムが言うには、ぶどうを育て、良いワインを造るには、ぶどうの樹の成長を待たなければならない。能登ワインさんはまだ7年ほど。これからもずっとあたたかく見守り応援してあげたい。能登にワインを根付かせるためにもこのワイン造りのロマンを共に共感して子供の成長を見守る親の心のように応援して下さることを切にお願いいたします。




